体育の先生を救う学習プロセス
学習のプロセスは「技能の提示→ペア学習→課題の提示→グループ学習→発表しあう→まとめ→検証」
具体的には
まず「先生が技能の限られた条件のみを提示して課題を設定し」
次に「グループで技能のポイントを見つけ」
さらに「技能のポイントを共有し検証する」
ことによって
解決するという順序
この課題解決の学習指導が武道経験のある・なしに関わらず、あるいは指導に不安を覚える先生にとって「よい柔道授業」を展開するための糸口に
その理由は2つ
第1に、必要最低限の技能示範で効果的な技能習得へと導くことができる
従来の指導でよく見られるパターンは、先生が技能を説明、あるいは示範し、それをまねるようにして、生徒が練習するというというもの
しかし、この場合、指導経験の差が、つまり内容が直接的に生徒の学習成果に影響する
一方
このプロセスは、技能を教え込むのではなく、生徒の思考や身体能力を生かす方法
つまり、先生は、考察するための必要最低限の体の動きを説明し、グループ学習によって話し合われた技能のポイントを集約しながら、習得に導いてゆく
したがって、先生は、技能の特性を把握し、課題の発問を準備することによって、有意義な学習を展開することが可能となる
第2に、仲間を見合う学習場面によって、怪我を防ぐことができる
ペア学習やグループ学習、あるいは発表しあう学習場面は、生徒同士の情報交換が絶えず行われている
この環境によって、生徒は、周囲の状況や危険が察知できるようになり、怪我を防げる
したがって、柔道授業おける大きな課題である安全対策に有効な手段となる
【学習のプロセス】
①技能の提示「先生が技能の限られた条件のみを提示して課題を設定し」
②ペア学習
③課題の提示
④グループ学習「グループで技能のポイントを見つけ」
⑤発表しあう「技能のポイントを共有し検証する」
⑥まとめ
⑦検証
課題解決に着目する中学校武道(柔道)授業の展開について
以上が、私の修士論文です
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